2016/01/06
Nor.M
2016/01/06 更新
雪が降る季節になると気になるのがスタッドレスタイヤ。そんなスタッドレスタイヤをレンタルできることをご存知でしたか?スタッドレスタイヤのレンタル費用から購入した場合との価格比較など、スタッドレスタイヤのレンタルについて徹底的に調査してみました。
スタッドレスタイヤのレンタルについてご紹介する前に、そもそもスタッドレスタイヤとはどのような特徴があるタイヤなのかをご紹介したいと思います。
スタッドレスタイヤとは、自動車が積雪路や凍結路などを走行するために開発されたスノータイヤの一種です。
積雪路や凍結路の摩擦係数が低い路面で、普通のタイヤに比して駆動力や制動力をより大きく路面に伝える工夫がされている。従来のスパイクタイヤとの対比で、スタッド(スパイク)のないタイヤであることから、このように呼ばれている。スパイクタイヤの問題点を克服し、旧来のスノータイヤをスパイクなしでも問題なく運用できる性能とすべく開発された。
スタッドレスタイヤは積雪路や凍結路での走行を目的としており、普通タイヤに比べて次のような特徴があります。
スタッドレスタイヤのトレッド面には、積雪路で雪を溝が噛むようにして圧縮し、その「雪柱剪断力」によって駆動力(トラクション)を得るための深い溝がみられます。
また、接地面で溝に噛んだ雪はタイヤが回転する間に溝から剥がれ落ち、再度接地したときには、新たに雪を噛む動きをします。
スタッドレスタイヤの溝を構成するブロックにサイプと呼ばれる細かい溝が切られています。氷上の表面に存在する水膜をサイプ内に取り込む効果があり、雪上ではブロックとサイプのエッジで雪を咬む事でグリップ力を確保している。
スタッドレスタイヤのゴムは低温でも路面への密着に必要な柔軟さを失わず、また常温でも溶けないよう通常のタイヤとは異なるゴムが使用されています。
また、凍結路でのグリップを向上させるために気泡を含んだゴムを使って吸水・吸着効果・柔軟性の維持を向上させたり、ガラス繊維やクルミの殻(トーヨー)、鶏卵の殻などを練りこんで引っ掻き効果を持たせるなど、メーカーにより独自の工夫が凝らされています。
それでは本題です。
スタッドレスタイヤをレンタルするにはどのような手順でどれくらいの費用がかかるのでしょうか。
レンタル会社により手順、費用はことなりますのでここで紹介するのはあくまで1例とお考え下さい。
タイヤ側面に記載されている英数字とナットが何箇所で止められているかを確認します。
スタッドレスタイヤレンタルの連絡をします。
予約の際に必要な情報はおおよそ以下のような感じです。
(1)氏名
(2)電話番号
(3)車種
(4)レンタル期間(開始日~終了日)
(6)タイヤサイズ
(7)ナット止めの数
スタッドレスタイヤをレンタルしに行きます。
運転免許証はもちろん、会社によっては車検証の提示も必要なことがあるようです。
事前に確認しておきましょう。
スタッドレスタイヤのレンタル会社の専門スタッフが交換してくれることがほとんどです。
外したタイヤを預かってくれるスタッドレスタイヤレンタル会社もあります。
タイヤを預かってもらっている場合、レンタル会社へ返却しに行く前に電話をしておくと預かっているタイヤを準備してくれ、交換作業の待ち時間を短縮することが出来ます。
スタッドレスタイヤをレンタルする手順をお分かりいただけましたと思います。
タイヤの交換を自分でやろうと思うと結構大変なのでスタッドレスタイヤへの交換作業をレンタル会社の方にやってもらえると楽で助かりますね。
ここで気になるのはスタッドレスタイヤのレンタル費用。
スタッドレスタイヤをレンタルするとなると一体いくらかかるのでしょうか。
スタッドレスタイヤのレンタル費用はレンタル期間だけでなくタイヤサイズによっても変わってきます。
また、ハイシーズンにスタッドレスタイヤをレンタルすると追加料金が発生することもあります。
期間 15インチまで 16インチ 17インチ
1泊2日 9,800円 11,800円 12,800円
2泊3日 11,800円 13,800円 14,800円
3泊4日 13,800円 15,800円 16,800円
4泊5日 15,800円 17,800円 18,800円
5泊6日 17,800円 19,800円 20,800円
レンタル期間を過ぎた場合、延長料金がかかりますので期間内に返却するようにしましょう。
ここではスタッドレスタイヤをレンタル前に知っておきたいスタッドレスタイヤレンタルのメリット、デメリットについて見ていきたいと思います。
スタッドレスタイヤレンタルの最大のメリットはなんと言っても保管場所に困らないことでしょう。
マンションにお住まいの方は使わないタイヤを置いておく場所で困ることが多いと思いますがレンタルであればそのような心配をする必要がありません。
続いてのメリットは車の買い替えにも対応できることです。
車を買い替えたらタイヤのサイズが変わってしまうこともあります。
スタッドレスタイヤを購入している場合はスタッドレスタイヤも買い替える必要がありますが、レンタルすれば大きいサイズのスタッドレスタイヤをレンタルするだけです。
その他にもタイヤのメンテナンス(空気圧、磨り減りのチェック)やタイヤ交換作業が不要ということもスタッドレスタイヤレンタルのメリットとしてあげられます。
スタッドレスタイヤレンタルのデメリットはタイヤがレンタル中で借りられないということです。
特にハイシーズンのレンタルであればこのような事態になる可能性が高いです。
レンタルの頻度が高いとスタッドレスタイヤを購入するよりも高額になってしまう可能性もあります。
このこともデメリットとなるでしょう。
スタッドレスタイヤのレンタルと購入、どっちがお得なのか。
ここでは価格の比較をしてみたいと思います。
スタッドレスタイヤはメーカやサイズ、車種によって価格は変わりますので、参考までにおおよその価格を調べて見たところ以下のようになりました。
・13~12インチ 6,000円~10,000円
・16~14インチ 10,000円~25,000円
・19~17インチ 20,000円~40,000円
・20インチ 50,000円~70,000円
レンタル価格と購入価格を比較すると1泊だけの利用を年に1,2回だけであればレンタルの方が安くなりそうです。それ以上の利用であれば購入した方が安いと思われます。
スタッドレスタイヤのレンタルについてまとめてみましたがいかがでしたでしょうか。
これからは、「必要な時」に、「必要な物」を「必要なだけ」が良いのかも知れません。
スタッドレスタイヤレンタルのメリットとデメリット、購入した場合との価格比較など参考にしていただけると嬉しいです。
この記事に関する記事
Copyright© 運営事務局