2016/01/06
Nor.M
2016/11/16 更新
冬の季節の雪道で大活躍するスタッドレスタイヤ。冬の交換時期になっても、ノーマルタイヤのままで雪道を走行すると、事故になる危険がありますよ!そこで、スタッドレスタイヤの性能や交換時期などについて調べましたので、参考にして下さい。
スタッドレスタイヤとは、「スタッド=鋲」が「レス=ない」のタイヤの事をいいます。
昔は雪道を走行するのに、タイヤに鋲のついたスパイクタイヤを使っていました。
しかし、路面を削りながら走るので粉塵が舞い上がり、人体に悪影響を及ぼすため、現在では使用されなくなり、鋲がないスタッドレスタイヤが主流となりました。
スタッドレスタイヤは、ノーマルタイヤに比べて、ゴムが柔らかいのが特徴です。
ゴムは性質上、低温で硬くなるため、雪道では滑りやすくなります。
スタッドレスタイヤは、低温でもゴムが柔らかいので、路面に確実に密着し、接地面積を増やすことでグリップ力が発揮しています。
スタッドレスタイヤの交換時期が過ぎても、ノーマルタイヤのままになっていませんか?
突然の雪で道路に積もった時に、ノーマルタイヤで走行するのは非常に危険な行為です。
そうならないために、スタッドレスタイヤの交換時期の目安をご紹介します。
では、スタッドレスタイヤの交換時期の目安は何で判断すればよいか?
それは、「外気温が7℃を下回る時」と「初雪が降る時」を目安とするといいでしょう。
外気温が7℃を下回ると、ノーマルタイヤとスタッドレスタイヤはどうなるのか?
それはタイヤのゴムの特性の違いで、以下のようになります。
・ノーマルタイヤは、7℃を下回るとゴムが硬くなりやすくなる
・スタッドレスタイヤは、7℃を下回ると性能を発揮しやすくなる
また、7℃を下回る外気温になってくると、突然雪が降るということも珍しくありませんし、道路が凍結するという状況も考えられる時期なのです。
よって、外気温が7℃を下回るようになったら、交換時期の目安になります。
初雪の時期が最も早い北海道では10月下旬、関東首都圏では1月頃、関西地方では12月中旬と地域によって様々です。
こういった初雪が降る時期を知っておく事で、スタッドレスタイヤへの交換時期の目安になります。
初雪が降る時期の1ヶ月前くらいに、スタッドレスタイヤへ早めに交換すると事をおススメします。
春になる頃には、雪道を走行する機会もなくなります。
そうなったら、ノーマルタイヤへの交換時期です。
スタッドレスタイヤからノーマルタイヤに早めに交換して下さい。
交換したスタッドレスタイヤは、保管する前に以下の事をして下さい。
・タイヤとホイールを水洗いしてキレイにする
・スタッドレスタイヤの溝に挟まった、小石などの異物を除去する
交換したスタッドレスタイヤは、次の冬の交換時期まで保管する事になります。
保管方法を誤ると、スタッドレスタイヤの劣化を早めてしまう恐れがあります。
そこで、次の冬の交換時期まで保管方法をご紹介します。
スタッドレスタイヤは、タイヤ専用カバーに入れて下さい。
屋外保管の場合、タイヤ専用カバーに入れていないと紫外線や雨風などを直接浴びるので、スタッドレスタイヤのゴムの劣化が早まってしまいます。
次の冬の交換時期まで、タイヤ専用カバーに入れて保管する事で、ゴムの劣化を抑えます。
次の冬の交換時期までの保管方法は、タイヤメーカーによって多少の差はありますが、ホイール付きタイヤの保管は「横積み(平積み)」、タイヤのみの保管は「縦積み」を推奨してます。
ホイール付きのタイヤを保管する時に「横積み」するのは、タイヤの重みで接地面が変形するのを防ぐのが理由です。
タイヤのみ保管する時に「縦積み」するのは、「横積み」すると上のタイヤの重みで下のタイヤが変形するため、それを防ぐのが理由です。
スタッドレスタイヤの寿命を判断するには、次の2つがあげられます。
まず1つ目は、スタッドレスタイヤの溝の深さです。
スタッドレスタイヤは、雪道などを走行できる溝の深さが定められています。
新品時からみて、溝の深さが50%以下になると、スタッドレスタイヤとしての性能が低下します。
プラットホームが露出していたら、新しいスタッドレスタイヤへの交換時期を示しています。
2つ目は、スタッドレスタイヤの製造年数になります。
スタッドレスタイヤの新品時は最もゴムが柔らかい状態で、それが時間が経つと次第に硬くなっていきます。
ゴムが硬くなると、スタッドレスタイヤとしての性能が発揮できなくなります。
一般的には、製造してから3~4年程度が交換時期の目安とされています。
スタッドレスタイヤの性能や交換時期などについてまとめましたが、いかがでしたでしょうか?
雪道走行での事故を防ぐためにも、冬になる前にスタッドレスタイヤへの交換を終わらせておきましょう。
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