2016/02/19
YMOTOHASHI
2016/11/04 更新
環境に配慮したエコカー時代の到来とともに、ますます高性能化が進むカーバッテリー。車の電装品を動かすのに欠かせないものですが、使い方次第で寿命が短くなる事もあります。今回、カーバッテリーの寿命と役割についてまとめたので、カーバッテリー交換の参考にして下さい。
カーバッテリーの役割は、エンジン始動と車の電装品の電源として使用されます。
・エンジン始動
車のキーを回し、イグニッションキーをONにした時、カーバッテリーから電流が流れてセルモーターに回して、エンジンが始動します。
車のエンジンを始動させる時が、もっともカーバッテリーの電力を使います。
・車の電装品の電源
室内灯類、カーナビ、エアコン等の電装品の電源として、カーバッテリーは使われてます。
信号待ちでのアイドリングストップや駐車でのエンジン停止時には、すべての電力供給をカーバッテリーが行っています。
また、最近流行のハイブリッド車では、補助バッテリーとして使用され、電装品の電源の他にハイブリッドシステムを起動させる役割も果たしています。
車の使用状況によってカーバッテリーの寿命は変わりますが、カーバッテリーの寿命は一般的におよそ2~3年と言われています。
以下の場合、極端にカーバッテリーの寿命を早める原因となるので、注意して下さい。
・カーバッテリーの寿命を早める原因①:普段からあまり車に乗らず、長期間放置している
・カーバッテリーの寿命を早める原因②:夜間走行が多い、雨の日しか車に乗らない
・カーバッテリーの寿命を早める原因③:近場移動だけの「ちょい乗り」が中心
・カーバッテリーの寿命を早める原因④:常に多くの電装品を使用している
カーバッテリーが寿命に近づくと、おもに以下のような現象が起こります。
・キーを回した時、セルモーターの回転音が鈍く、エンジンのかかりが悪い
・窓の開け閉めをした時、パワーウィンドウの動きが遅い
・エンジンの回転数が下がると、ヘッドライトが暗くなる
・カーバッテリー液が減りやすいくなった
・カーバッテリーの端子付近に、白い粉のような物が付着している
バッテリーが上がってしまったら寿命か?と思われる方がいますが、一概にそうとは限りません。
比較的年数が新しいカーバッテリーは、再度充電する事で使用可能となるので、寿命ではありません。
エンジン停止状態でヘッドライトや電装品を長時間つけっぱなしにしていると、カーバッテリーが貯蓄している電力を使い切ってしまい、バッテリー上がりの原因となるので注意して下さい。
最近はカーバッテリーの高性能化により、劣化に気づかず、ある日突然カーバッテリーが寿命となり、エンジンがかからなくなるケースが増えています。
ある程度の年数を経過したカーバッテリーは要注意なので、ガソリンスタンド等でテスターによる電圧計測をしてもらい、カーバッテリーの状態を確認して下さい。
その際、カーバッテリーの寿命が近いのであれば、迷わずカーバッテリーの交換を行いましょう!
カー用品店で交換した際の工賃は¥540~となっています。
カーバッテリーは意外と簡単に交換できるので、交換手順をご紹介します。
尚、カーバッテリーの交換はエンジンを停止させ、キーを抜いた状態で行ってください。
①マイナス端子を外す。
固着して外れにくい場合は、左右にこじるようにすると抜けます。
②プラス端子を外す。
端子を外す順序は、マイナス⇒プラスの順なので、間違えないように!
③ステイを外す
ステイの先端が受け皿の底部に引っ掛けられてるので、固定場所を忘れずに覚えておいて下さい。
④古いバッテリーを取り出す。
⑤新しいバッテリーを収める。
端子部分のサビや汚れは、接触不良の原因になるので、必ずきれいに拭き取って下さい。
⑥ステイを戻す。
締め付けすぎずに、左右に揺すっても動かない程度に固定して下さい。
⑦プラス端子を繋ぐ。
根元まで押し込んでから、しっかりとナットで締めて下さい。
締め付けが緩すぎると、放電の原因になります。
⑧マイナス端子を繋ぐ
繋ぐ時は外す時とは逆で、プラス⇒マイナスの順なので、間違えないように!
作業が完了したら、電装品等が作動するかを確認して下さい。
バッテリー交換方法動画
カーバッテリーの役割と寿命をまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?
突然カーバッテリーが寿命にならないよう、マメに点検を行うようにしましょう!
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