2016/02/19
YMOTOHASHI
2016/02/17 更新
カーバッテリーを交換するとき、皆さんはどのように交換されていますか?JAFやディーラーに依頼することもできますが、自分で交換することも可能です!ここでは、自分でカーバッテリーを交換する方法を調べていきます。交換手順と絶対守るべき注意点をご覧ください!
カーバッテリーの交換方法は、ディーラーで交換する方法と、自分で交換する方法があります。
それぞれのメリットとデメリットを見ていきましょう。
カーバッテリーをJAFやディーラーで交換する場合は、カーバッテリーの選定や交換作業、古いカーバッテリーの廃棄など、すべてお任せします。確実に交換でき、手間や時間もかからない簡単な方法ですが、交換費用は高くなります。ディーラーからの請求金額にはカーバッテリーの価格に加え、人件費や手数料が含まれているからです。
カーバッテリーを自分で交換する場合は、カーバッテリーの選定、交換から、廃棄まで、すべてを自分で行います。費用を抑えることができますが、手間と時間がかかるだけでなく、交換に必要な工具を自分で揃えたり、安全対策も自分で講じる必要があります。
以上がそれぞれの方法の簡単なメリットとデメリットです。
この記事では自分で交換する方法を紹介していきます。
それでは次にカーバッテリーの選び方を見ていきましょう。
カーバッテリーを選ぶ時は、まず、現在使用しているカーバッテリーの型番を調べます。
カーバッテリーの型番はIS規格に準じて表記されており、読み方を抑えれば、簡単かつ正確に自分の使っているカーバッテリーについて知ることができます。
ここでは「40B19L」を例にとって説明します。
カーバッテリーの型番は「①40/②B/③19/④L」と4つに区切って読みます。
①40・・・①はバッテリーの容量を表します。数字が大きくなればなるほど、カーバッテリーの
容量は大きくなり、蓄電量が大きくなったりや始動性が向上したりします。
基本的には自動車の走行環境などに合わせて自由な容量のカーバッテリーを選択
できますが、車種ごとに最低限必要な容量が定められており、それを下回る容量の
カーバッテリーに交換することはできません。
②B・・・・②はバッテリーの短側面の面積(幅×高さ)を表します。同一サイズのカーバッテリーに
交換してください。
③19・・・③はバッテリーの長側面の長さ(横の長さ)を表します。同一サイズのカーバッテリーに
交換してください。
④L・・・・④はプラス端子の位置を表しています。「R」は右側にプラス端子があり、「L」は左側に
プラス端子があることを表しています。
次はお店選びで注意しなければいけないポイントを確認しましょう。
カーバッテリーはカー用品店やガソリンスタンド、ネットなどで購入できますが、次のようなポイントに気をつけて、お店選びをするとよいでしょう。
①カーバッテリーの鮮度
カーバッテリーは、未使用の状態でも、時間の経過とともに劣化します。そのため、商品の
回転が速く、在庫期間が短い人気のお店を選ぶ必要があります。
②保証期間の確認
カーバッテリーの保証期間はお店によって異なります。保証の有無や、保証期間を
あらかじめ確認しておきましょう。
③古いカーバッテリーの処分費用
古いカーバッテリーの処分は、販売店が行うこととなっています。処分費用はお店によって
異なりますが、無料で処分してもらえるお店も多くあります。
④送料の確認
ネットなどの通販で購入する場合は、送料を確認しなければなりません。この場合、新品の
カーバッテリーの送料と、古いカーバッテリーを返送する際の送料のそれぞれについて確認
する必要があります。
カーバッテリーを傾けると、液漏れの原因となります。保存するときは必ず水平な床の上に
置き、自動車で運搬するときは輸送中にカーバッテリーが傾かないように対策をしましょう。
アーバッテリーからは水素ガスが発生する可能性があります。水素ガスに引火すると爆発す
る恐れがあるため、絶対に火気を近づけてはいけません。
カーバッテリーは、強い衝撃を与えたり、側面を強く圧迫したりするとバッテリー液が漏れる
危険性があります。バッテリー液に触れると火傷の原因になったり、万一目に入ると失明する
危険性もあります。液漏れを起こすような強い力を加えてはいけません。
カーバッテリーは取り扱いを誤ると、火傷や失明をおこす可能性のある危険なものです。
絶対に子供の手の触れる場所に置いてはいけません。
カーバッテリーを交換するときは、万一の事故に備えてゴム手袋と防護メガネを装着しましょう。
カーバッテリーの交換には火傷や失明の危険性があり、安全対策を講じる必要があります。
それでは次は、カーバッテリーの実際の交換手順を見ていきましょう。
まず初めに、エンジンを停止させ、オーディオやカーナビなどの電飾品の電源を切ります。
すべての電飾品の電源がオフになっていることを確認したら、キーを抜きます。
「エンジンは停止させたが、キーを抜き忘れる」というミスはよく起こります。
そういったミスが起こらないように確実にキーを抜いていることを確認してください。
なお、カーバッテリーを交換すると、メモリー機能のある電飾品の設定はすべて初期化されます。
「バックアップ電源」を使用すればそれらのメモリーの消去を防止できます。
次に古いカーバッテリーを取り外す作業に入ります。
カーバッテリーを取り外すときは、必ず次の注意点を守ってください。
①安全を確認する
カーバッテリーの取り扱いの項でも取り上げましたが、カーバッテリーは引火、爆発の危険性が
あるため、絶対に火気を近づけてはいけません。
また、液漏れによる火傷や失明の危険から身を守るため、ゴム手袋と防護メガネを着用しま
しょう。
②必ず「-ケーブル」から取り外す
カーバッテリーを取り外すときは、最初に「-ケーブル」を取り外し、次に「+ケーブル」を取り
外します。必ず順番を守ってください。
③端子にスパナを接触させない
カーバッテリーの交換中にスパナを端子に接触させると、発火、爆発の原因になります。
スパナがカーバッテリーの端子に接触しないように、注意してください。
最後に新しいカーバッテリーを取り付けます。
カーバッテリーを装着ときは、必ず次の注意点を守ってください。
①カーバッテリー設置場所の掃除をする
カーバッテリーは数年に一度しか交換しません。交換時には設置場所の汚れを落とし、錆が
付いている時は、紙やすりで擦り、錆を落とします。
②必ず「+ケーブル」から取り付ける
新品のカーバッテリーを装着するときは、最初に「+ケーブル」を取り付け、次に「-ケーブル」
を取り付けます。必ず順番を守ってください。
③ケーブルが正しく接続されているか確認する
カーバッテリーの接続が終わったら、ケーブルと端子の接続が正しく行われているか、必ず
確認してください。逆接続をされていると、カーバッテリーがショートする原因になります。
また、カーバッテリーが確実に固定されていることも確認してください。
カーバッテリーの交換方法について見ていきましたが、いかがだったでしょうか?
手順を守り、確実な安全対策を行えば、カーバッテリーの交換は難しいことではありません。
費用も安く抑えられますし、自分で交換する経験は、バッテリーの予期せぬトラブルに見舞われたときも、何かと役に立つ経験となると思います。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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