スパークプラグ寿命来てませんか、交換して愛車を元気にしましょう!
2016/03/19
hayatomiya
2016/11/02 更新
スパークプラグを知っていますか?エンジンの燃焼室で使われる部品です。このスパークプラグは、交換をせず使用し続けると、エンジン本来の性能が発揮できなくなります。もしかしたら、今乗っているあなたの愛車は、スパークプラグの交換が必要ではないですか?
車のエンジンは、吸気工程・圧縮工程・膨張工程・排気工程を繰り返して動いています。
スパークプラグの働きについて
スパークプラグは、圧縮工程で圧縮された混合気(空気とガソリンが混ざったもの)に、電気による火花を飛ばして、混合気の燃焼を出助けする部品です。
スパークプラグは、使い続けると火花が出る電極がどんどん減っていってしまい、最終的にいい火花が出なくなり、混合気が不完全燃焼になります。
そのような状況になると、以下のような現象が起こります。
・車の加速が悪くなる
・停車時のアイドリングが不安定になる
・以前よりも燃費が悪くなる
・エンジンのかかりが悪くなる、もしくはエンジンがかからなくなる
このような現象が出る前に、スパークプラグの交換を行いましょう!
スパークプラグが、このような状態になったら交換が必要になります。
・交換する理由:電極の消耗
スパークプラグを使い続ける事により、電極の角がとれて丸みを帯び、火花が飛びにくくなります。
・交換する理由:くすぶり
電極の消耗が進むと、スパークプラグの発火部にカーボンが付着していきます。
付着したカーボンを伝わって電気がリークし、火花が飛ばずに失火を起こします。
・交換する理由:デポジット
くすぶりが進むと、スパークプラグの発火部に燃えカスが付着していきます。
燃えカスが付着していくと、燃えカスが過熱されて、異常燃焼を起こす原因になります。
このような状態を自分の目で確認するのは難しいので、スパークプラグの交換時期は走行距離で判断するとよいでしょう。
車の走り方や環境にもよりますが、スパークプラグの一般的な交換時期の目安は、下記のようになります。
・一般乗用車:1.5万~2万km
・軽自動車:7千~1万km
また、交換不要と謳っている高性能スパークプラグがありますが、実際は交換が必要なので注意して下さい。
高性能スパークプラグの交換時期の目安は、10万km前後になります。
スパークプラグは、整備工場、カー用品店、ガソリンスタンド、カーディーラーで交換する事ができます。
一例として、カー用品店でスパークプラグを交換した場合の費用や工賃をご紹介します。
スパークプラグの費用は、それほど高いものではありません。
一般的なスパークプラグで1本¥250~、高性能スパークプラグ(イリジウムプラグ)で1本¥1,100~となっています。
スパークプラグ交換作業の工賃は1本¥520~で、作業時間は20分~とになります。
詳しい費用や工賃等を知りたい方は、交換作業を行う整備工場やカー用品店等に確認をして下さい。
実際、どのようにスパークプラグを交換するのかをご紹介します。
尚、スパークプラグの交換作業は、エンジンが完全に冷え切った状態で行ってください。
エンジンが冷え切っていないと、ヤケドをする危険があるので注意して下さい。
スパークプラグの交換には、プラグレンチという専用工具が必要になります。
それ以外の工具では、取り外しはできませんので注意して下さい。
プラグレンチは、カー用品店やホームセンター等で購入する事ができます。
ボンネットを開けて、エンジンルームにあるエンジンのプラグカバーを取り外します。
プラグカバーを取り外したら、プラグコードを固定している物体のボルトも外します。
ボルトを外したら、プラグコードやイグニッションコイルを取り外します。
プラグレンチを使い、エンジンから古いスパークプラグを取り外して、新しいスパークプラグに交換します。
交換するスパークプラグを必要以上に締め過ぎると、次回交換する時にスパークプラグが取り外せなくなる可能性があります。
従って、スパークプラグの取り付けは、製造メーカー推奨の締付トルクで行って下さい。
あとは元通りに戻せば作業完了です。
スパークプラグは、エンジンの心臓にあたる重要な部品です。
愛車のエンジンの調子がよくないと思ったら、整備工場等でスパークプラグを確認してもらいましょう。
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