一手間かけると断然長持ち!ガラスコーティングのメンテナンス法
2016/03/05
里ちゅーん
2016/03/19 更新
「ガラスコーティングをしたけど洗車機にかけて大丈夫!?」情報の少なさ故に不安に感じている方は少なくないハズ!正しい知識があれば洗車機も怖くないんです!!ガラスコーティングの事、ガラスコーティングの効果を維持するための洗車機の使い方を調べてみました!
現在、最高の自動車コーティングと言われている「ガラスコーティング」!
ガラスに似た固い被膜を車の塗装面に薄くコーティングすることで、汚れや浅いキズから車を守ってくれます。
ですが、ガラスコーティングはいろいろと誤解の多いコーティング剤でもあります。
走行中の自動車のボディなんか絶えず振動していますからね本当にそんな硬度なんかあれば剥がれてきますし、そこで指なんか切ることもあるはずです。でもそんな話聞いたことがありません。
自動車コーティング剤に於けるガラスとは何を示すのですでしょうか?
殆どの方は、透明な珪素組成の硬くて透明なガラスを想像していると思います。
でも正規な表現を用いると、シリコーン製品が結晶化したものもガラスですし、プラスティックを混ぜ込んであるものもガラスコーティングという表現になります。
一般的に私たちの生活の身近にある窓ガラスや食器などのイメージから、「ガラスコーティング」も同じガラスでコーティングしたものと間違った認識も広まっているとのこと。
業界内でも明確な基準が設けられていないため、「ガラスコーティング」という表現自体にも曖昧さが残っているようです。
ガラスコーティングは大きく3種類に分けることができます。
・有機成分がほとんど入ってないもの。
・上手に有機成分を使っているもの。
・有機成分がメインなもの。
やはり有機成分メインだと劣化が早い!! でも施工は圧倒的にやりやすいです。 市販品はこのタイプですね。
効果の持続は数か月~1年程度だと考えてください。
ちなみに、完全無機というのはあくまで化学式の話です。
そもそも、コーティング剤は有機溶剤に溶かして送られてきますので、完全に無機ということは不可能ですね。
ガラス系のコーティング剤を使った方は分かる話なんですが、この手のものはコーティング後にワックスのようなツルツル感を得られないものなんです。自宅の窓ガラスを触ってみれば分かりますが、きれいなガラスほど指に密着した感じがありますよね・・・この感覚なんです。
ガラスコーティング自体には、撥水効果はありません!
撥水効果があるものは、ガラス系コーティングか、ガラスコーティングとは別に撥水用のコーティングを施してあって、定期的なメンテナンスが必要なようです。
ガラスコーティングは、コーティング層が非常に強固です。
なので、かなり長い期間塗装上に残っています。
でも、表面が荒れてきたり、洗車でも落ちない汚れが溜まると、くすみやツヤの減退につながります。
そうなると、効果が持続しているとは言えません。
10年以上効果がありますよ!とか、半永久的に持続!などは、現実あり得ません。
いかに強固なガラスコーティングでも、効果を長く維持するためには月一回ほどの定期的な洗車は欠かせません!
「ガラスコーティングなら水だけ洗車もOK!」と謳われてはいますが、ピッチタールなどの油性の汚れはガラスコーティングの劣化に繋がります。油性の汚れは、やはりカーシャンプーで洗い流す必要があります!
洗車は手洗いが一番と言われていますが、手洗いにこだわって一か月以上も何もせず放置してしまうよりは洗車機を使ってでも月一回は洗車した方が断然ガラスコーティングの効果は長続きします。
ですが、手洗いでも洗車機でも、やはり正しい知識は必要です!
全自動洗車機だとブラシの問題もありますが、やはり洗車で一番大事なのは「水の量」です!
まず最初に水をかけることで、車体に付いた埃やチリなどを湿らせ、汚れを落としやすくする効果があります。
いかにガラスコーティングをしてあるとは言え、洗車に於いては重要なひと手間です!
ですが、洗車機の場合、設定次第では水の量が少なくなります。そうすると、洗い始めに十分に水がかけられず、埃やチリなどが残ったまま洗車が進み、最悪、目に見えるほどの傷が入ってしまう原因にもなります!
洗車は最初の水洗いが肝心!
全自動洗車機の水量に不安がある場合、予洗いが出来そうなら、全自動洗車機に掛ける直前にスプレー洗車機の「水洗い」コースで予洗いをしてみてはいかがでしょうか?
スプレー洗車機のみ使用する場合でも、流し足りないと感じたら「水洗いコース」を追加して、汚れも洗剤もきちんと洗い流しましょう。
ガラスコーティングの表面に汚れも洗剤も残さない方が、効果は断然長続きします!
スプレー洗車機を使い慣れている方の中には、カーシャンプーを持参して、「水洗いコース」のみを使用している方もいらっしゃいます。
ノーブラシ洗車機もありますが、やはり水圧だけでは限界があり、汚れは残ってしまいます。
ノーブラシ洗車機には、途中で運転停止ができて車を手洗いをするタイプの洗車機もあります。
ノーブラシ洗車機を使い慣れている方は、最後の洗剤を洗い流す工程だけに使用して手間を省いているようです。
ノーブラシ洗車機には、最後に水滴を吹き飛ばす「ブロー機能」が付いていて、車体に付いた水気を吹き飛ばしてくれて便利です!
特に全自動洗車機の場合、ブラシで洗浄することが気になっている方もいらっしゃると思います。
ですが、現在では、ブラシの材質も柔らかく、布やスポンジを使っている全自動洗車機もあります!ガラスコーティングを施してある車なら、ブラシで傷がつく心配はまずありません!
全自動洗車機のブラシの場合、一番の問題は小石や砂粒など、大きな傷の原因になる物を巻き込んでしまう事にあります。小石や砂粒などで付いてしまう傷は、いかにガラスコーティングとは言え防ぎ切れません!
全自動洗車機にブラシの洗浄機能が付いている場合は心配は少ないですが、泥汚れのひどい車の後に全自動洗車機にかけるのは避けましょう!
撥水コーティングが出来たりするコースもありますが、洗車機を使用する場合、オススメは「シャンプー洗車」、次が「水洗い洗車」です!
ワックスやコーティングを出来るコースもありますが、洗車機での洗車の後にコーティングを施すのはあまりお勧めできません。手作業でコーティングを施す場合も同様です。
洗車機での洗車は、あくまで簡単なお手入れであって、少なからず何らかの汚れが残っています。そこにワックスやコーティングを施すと、コーティングの上に汚れを閉じ込めてしまう事になります!
いかにガラスコーティングとは言え、残った汚れの酸化はコーティングの劣化に繋がります!
ガラスコーティングを長持ちさせるためにも、不要な二重コーティングは避けた方が無難です。
基本的に、洗車でガラスコーティングが流れ落ちることはありませんが、3ヶ月や半年ごとのコーティングのメンテナンスを推奨しているガラスコーティングに関しては、使用上の注意をよく読んでメンテナンスを行ってください。
全自動洗車機やノーブラシ洗車機にはブロー機能が付いているので、洗車が終わると、何もせずそのまま車に乗って行ってしまう方もいます。ですが、洗車後に残った水気がまた新たに埃やチリなどを吸着したり、イオンデポジットなどを作ってしまいます!
ドアなどの隙間に入り込んだ水気も、マイクロファイバータオルなどの拭き取り専用クロスで残さず拭き取ってください!
お手頃な商品もあるとは言え、まだまだ高価なガラスコーティング!
洗車機も上手に使って、ガラスコーティングの効果を上手に長持ちさせましょう!!
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