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2016/11/16
kuma10
2016/03/07 更新
車に必要不可欠なエンジンオイル。良く聞くけれど、実際エンジンオイルって何なの?と思っている方も多いのではないでしょうか。今回は、大切な車のエンジンを守るエンジンオイルについてまとめてみました。今更、聞けない・・・と思っていた方、必見です!
エンジンオイルって、よく耳にする言葉ですよね。エンジンに使うオイルだと言うことは分かるけれど、実際エンジンの何の為に使っている物なのか、ご存知ですか?
車の心臓、エンジン。この車のエンジンを動かす為に必要なものがエンジンオイルです。そう、エンジンオイルは、潤滑油です。このエンジンオイルが無いと、エンジンは動きません。車が動かないのです。だからエンジンオイルは超重要!
エンジンの下部にあるオイルパンに入れられたエンジンオイルは、オイルポンプで汲み上げられて、エンジンの各所に送られて行きます。
車やオートバイで多く採用されている4ストロークエンジン。このエンジンのを中循環するエンジンオイルは、エンジンの中でどんな役割をしているのでしょうか?
実は潤滑油として使われているだけではなかったんです!
エンジンオイルの役割は、潤滑だけでは無いとご紹介しましたね。しかし、第1の役割はやはり潤滑油としてです。
エンジン内部では、ピストンやクランクシャフト、カムシャフトなどが1分間に何百回転もしています。潤滑油が無いと金属同士の摩擦で、焼き付きを起こし最悪の場合にはエンジンは故障してしまいます。
エンジンオイルは、車のエンジンを滑らかに動かす役割を担っています。
車のエンジンをかけていると、エンジン内部ではシリンダーとピストンが常に動いています。このシリンダーとピストンの間には多少の隙間が空いています。この隙間があるのでピストン運動が続けられるのですが、燃焼によって作られたせっかくのエネルギーが逃げてしまいます。その為、エンジンオイルで機密性を高めているのです。
動いている車のエンジンは、超高温になります。実は、エンジンオイルには、このエンジンの熱を冷却する役割もあるんです。エンジン内部を回り、熱を吸収したエンジンオイルは、オイルパンに戻り再び冷やされます。
車のメンテナンスで、オイルチェックをしますよね。オイル交換したばかりの時と、オイル交換してから暫く経ったエンジンオイルでは、明らかに色が違います。これは、エンジンオイルがエンジン内部を洗浄しているからです。
燃焼や回転運動により、エンジン内部は汚れてしまいます。この汚れは放置すると、エンジンを傷めてしまいます。エンジンオイルはこの汚れを吸着し、分散させて、汚れが1ヵ所に溜まるのを防いでいます。
しかし、エンジンオイルも汚れの吸着量に限界があるため、定期的な交換が必要になるのです。
駆動させると高温になる車のエンジン。実は、外気温との差で水分が発生し易くなっています。この水分が錆の原因になります。エンジンオイルは、この錆からもエンジンを守っています。
カー用品店などに行くと、ズラッと並んでいるエンジンオイル。どんな種類があるのでしょうか?
実は、エンジンオイルには大きく分けて次の3種類があります。
・4ストロークガソリンエンジン用オイル
・2ストロークガソリンエンジン用オイル
・ディーゼルエンジンオイル
この3種類のエンジンオイルですが、実はベースオイルによっても違いがあります。
鉱物油は石油を精製する時にできるオイル。比較的安価で、基本的なエンジンオイルの役割を果たせる為、多く流通しています。
ただ、熱に弱い面を持っている為、酸化しやすいというデメリットも。しかし、普段車を街乗りや高速道路で走らせる分には、問題なく使えます。
100%化学合成油は、高温時でも低温時でも安定しているのが特徴です。
石油から取り出した成分を化学分解、合成し、成分や分子量を一定に整えたオイルです。製造過程のコストが掛かる分、高価になります。
特にスポーツ走行をする場合などに適しています。
部分合成油は、100%化学合成油と鉱物油の中間のオイル。鉱物油が揮発しやすいという弱点を化学合成油で補っているので、コストが抑えられ、鉱物油よりも性能が良いのが特徴です。
毎日車を使う方や、高速道路を頻繁に使う方におすすめです。
エンジンオイルの容器には、様々なアルファベットが書かれています。これは一体何なのでしょうか?
実は、エンジンオイルには品質と粘度、それぞれの規格があります。
エンジンオイルのパッケージに書かれている『API SN』などのアルファベット。これはアメリカ石油協会(API)が定めたエンジンのオイルの品質規格のことです。
ガソリン用エンジンオイルは『SA』から『SN』までに分類され、最高品質が『SN』です。
ディーゼルエンジン用オイルは『CA』から『CJ-4』までに分類され、こちらも最高品質は『CJ-4』です。
また、ガソリン車とディーゼル車のどちらにも使えるユニバーサルオイルには『SM/CD』等と表記されています。
こちらは、国際潤滑油標準化協会(ILSAC)が定めた規格です。API規格の『SH』以上のグレードを基に省燃費性を定めたものです。
『GF-1』から『GF-5』までに分類され、API規格の『SH』から『SN』に対応しています。
これはアメリカ自動車技術者協会(SAE)が定めたオイル粘度の規格です。
例えばエンジンオイルのパッケージに書かれた『5W-30』等の規格。これは、エンジンオイルの低温時と高温時、それぞれの粘度を表しています。
『5W』の『W』はWINTER(冬)のこと。つまりこれは寒い時期での粘度を表しています。数字が小さいほど、低温時でもオイルが柔らかい、エンジン始動性が良いと言うことになります。
一方『30』は高温時での粘度を表しています。つまり、エンジンを高回転させた高温時でも、オイルの硬さがどの程度保たれているかを表しています。
一般には、左右の数字の開きがある程、あらゆる場面、走行に対応できるということになります。
では早速車の種類ごとに、どんなエンジンオイルが適しているのか見てみましょう。
ハイブリットカーやコンパクトカーには『0W-20』の柔らかいエンジンのオイルが適しています。エンジンの吹け上がりが軽くなり燃費が良くなります。
軽自動車の場合は、『0W-20』から『5W-30』の間で選ぶと良いでしょう。燃費を良くしたいなら、柔らかいものを。負荷の掛かる走りをするなら『5W-30』辺りがおすすめです。
重量があり、たくさんの人を乗せられるミニバン。高速道路を走ることも多いのではないでしょうか。燃費重視なら『0W-20』、潤滑性能を高めたいなら『5W-50』もおすすめです。
スポーツカーはのエンジンは高回転するので、高温になります。その為、エンジンオイルには耐熱性が求められます。その車にもよりますが、右側の数字が大きい物が適しています。
輸入車では、粘度選びもさることながら、高品質のオイルが適している場合も。また、オイル消費が早い車もあるので、エンジンオイルをこまめにチェックしましょう。
車のエンジンオイルについてご紹介しましたが、いかがでしたか?
エンジンオイルは、車の心臓エンジンを守る大事な役割がありましたね。また、今まで何となくエンジンオイルを選んでいたと言う方は、自分の車に合うエンジンオイルはどんな物なのか、もう一度チェックしてみるのも良いですね。
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