スパークプラグ寿命来てませんか、交換して愛車を元気にしましょう!
2016/03/19
hayatomiya
2016/02/03 更新
普段、何気なく運転している車。実は、カーブを曲がる時、人知れず活躍している部品『ディファレンシャル』があるのを知っていますか?今回はこのディファレンシャルに欠かせない、デフオイルの交換についてまとめてみました。デフオイルを交換すれば、ツウと思われるかも!?
デフオイルとは、ディファレンシャルに使われているオイルのことです。
ディファレンシャルとは、車がカーブを曲がる時に必要なもの。どの車にも付いていて、内輪差によって生まれるタイヤの回転数の違いを調整するものです。つまり、カーブの内側を通るタイヤと外側を通るタイヤとでは、走行距離に差が出てきます。内側と外側のタイヤの回転数が同じだと、カーブが曲がりきれません。そこで、タイヤの回転数を調節する機能が必要になります。それがディファレンシャルです。ディファレンシャルは、FF車やFR車などには、駆動輪一対に対し1つですが、4WDは前後に1つずつ、更に、センターデフが付いているものもあります。
デフオイルは、このディファレンシャルギアを正常に動かすためのオイルです。エンジンオイルに比べて、高粘度のオイルです。
ディファレンシャル
デフオイルも、エンジンオイルなどと同様に交換する必要があります。しかし、交換の目安はさまざま。20,000kmで交換、と言う人もいれば50,000km、と言う人もいます。これはどちらも日常、車を使う場合の目安なので、車の使い方によってはもう少し交換するタイミングを早める必要もあるかもしれません。
ディファレンシャルには、冷却機能が付いていないことはご存知ですか?冷却機能が無いということは、熱でオイルの劣化が始まります。オイルが劣化すると、ディファレンシャルの中の歯車間を潤滑する作用が弱くなり、歯車同士が直接ぶつかってしまうことに。すると、歯車が傷み、異音がするようになってしまいます。こうなると、デフオイルの交換だけでは済まなくなります。ディファレンシャルや車軸を交換しなくてはならない、と言う場合も出てきます。
汚れたデフオイル
デフオイルの交換は、もちろんカー用品店やディーラーでもやってもらえます。しかし、自分でもできるんです。ただ、ちょっと大変な点もあるので、デフオイルの交換は注意して行いましょう。
デフオイルを交換するには、次のようなものが必要です。
・デフオイル
・油圧ジャッキ
・リジットラック
・ヘキサゴンレンチ
・サクションガン
・オイルトレイ
・ウエス
サクションガン
では、さっそくデフオイルの交換手順を見てみましょう。
デフオイルは粘度が高いため、冷えたままだと交換しにくくなります。そのため、交換する前に、車を10分程走らせてデフオイルを温めておきます。また、新しいデフオイルも40℃程に温めておくと、交換しやすいそうですよ。
お湯を張ったバケツで
デフオイルを温めています。
デフオイルが温まったら、交換の為に車体を上げましょう。ここで注意しなくてはならないポイントがここです。デフオイルの交換は、車体の下に入らなくてはいけません。ジャッキアップしただけの状態で交換しようとすると、何かの拍子に車が動いて大変な事故になりかねません。充分にジャッキアップしたら、リジットラックに乗せて安定させましょう。リジットラック無い場合はホイールのついたタイヤを使うのもありですね。
ジャッキアップしたら
リジットラックをかけます。
車体が安定したら、ヘキサゴンレンチを使ってプラグを開けます。スピンナーハンドルの方が開けやすい、と言うこともあるそうなので、使いやすい方を用意して下さいね。
ここでもう1つ、注意するポイントがあります。注入プラグもドレンプラグも、かなりきつく締めてあります。ドレンプラグを先に緩めても、注入プラグが開かない!なんてことにならない為にも、注入プラグから開けるようにして下さいね。
注入プラグが空いたら、オイルトレイを置いてドレンプラグを開けましょう。オイルトレイは、段ボールなどにゴミ袋などを被せたものでも代用可能です。古いオイルの処分方法は、各自治体によって異なるので、確認してみてくださいね。
また、デフオイルを抜いている間に、ドレンボルトに付着した金属粉などの汚れをウエスでキレイに拭きとっておきましょう。
ドレンプラグはこんなに汚れています
サクションガンを使って
デフオイルを注入!
古いオイルが抜けたら、ドレンプラグを抜いて、新しいオイルを入れましょう。ここで必要なのがサクションガンです。サクションガンが無ければ、灯油ポンプでも大丈夫ですよ。サクションガンや灯油ポンプにゴミや砂などが付かないように気を付けて下さいね。
注入口から、オイルが少し溢れてきたらOKです。注入プラグを締めて、周りに付いたオイルを拭いておきましょう。
車を降ろしたら、デフオイル交換完了です。お疲れ様でした!
デフオイルの交換についてご紹介しましたが、いかがでしたか?車が走る為に重要な役割を果たすディファレンシャル。定期的にデフオイルを交換して、メンテナンスしたいですね!
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