2016/01/14
ダミアン
2016/01/19 更新
軽自動車って、本当に進化していますよね~!街をドライブしていると、年々軽自動車率が高くなっていると思います。今回はそんな進化する軽自動車の心臓部であるバッテリーにスポットを当て、基礎知識をまとめてみました!軽自動車のバッテリーについてはこちらを要チェックです!
本題である軽自動車のバッテリーについて見て行く前に、
そもそもバッテリーとはどんなものを指すのか、というところから
ご紹介しておきたいと思います。
言葉はよく聞くバッテリーですが、そもそもどんなものなのでしょうか?
軽自動車 バッテリー
バッテリーとは簡単にいえば蓄電池のことで、充電を行うことで
車に必要な電気を発生する装置の事です。
詳しくご説明すると、バッテリーは2種類の異なる電極と電解液などから構成されており、
その持っている化学的エネルギーを、電気的エネルギーとして取り出すことができ、
また逆に外部から電気的エネルギーを与えると、
元の形の化学的エネルギーとして蓄えることができる装置です。
軽自動車のバッテリーが蓄電池であるということがわかったところで、
もう少し詳しく、バッテリーの仕組みについてご紹介したいと思います。
軽自動車のバッテリーは、どのようにして電気を発生させるのでしょうか?
軽自動車 バッテリー
軽自動車のバッテリーは、極板の活物質である鉛と電解液である硫酸の化学反応によって
電気を起こしたり、蓄えたりしています。
バッテリーに負荷がつなげられて電気が流れ出すと、陽極板の過酸化鉛と陰極板の海綿状鉛はそれぞれ硫酸に反応して硫酸鉛に変化していきます。
この反応(放電)は活物質がすべて硫酸鉛に変化するまで(完全放電状態)続けることができます。
軽自動車 バッテリー
今度は放電しているバッテリーに電気を流し込む=充電を行うと、硫酸鉛に変化している陽、陰極板の活物質は次第に過酸化鉛と海綿状鉛に戻り、水は硫酸に変化して放電前の状態に戻っていきます。
通常バッテリーはクルマに積まれている時は負荷に電気を供給していると同時に、エンジン回転で発電する発電機によって充電されています。
また充電が進み、完全充電状態に近くなってくると電解液中の水の分子は電気分解されて酸素ガスと水素ガスになり放出されます。これによって電解液の量が減ってくる、液減り現象
が起こります。
このようにバッテリーは、電気エネルギーを化学エネルギーに変換して一時的に蓄えておき、
必要なときに必要なぶんだけ取り出すことができる、軽自動車にとって
無くてはならない重要な部品だといえます。
ここまでで軽自動車のバッテリーがどういうものなのか、
どういう仕組みになっているのか、というところはおわかりいただけたかと思います。
軽自動車にとってバッテリーが無くてはならない部品だということが
わかったところで、次からは大事な軽自動車のバッテリー寿命を延ばす方法を
ご紹介したいと思います。
前述したとおり、基本的に軽自動車は走ることでバッテリーが放電 ⇒充電を繰り返しますので
、毎日適度に運転することで、バッテリーをベストコンディションに保つことができます。
夜の運転ではランプが基本的に付けっ放しになります。
また渋滞時はブレーキランプも断続的にに点灯している状態にあります。
このブレーキランプが意外と電気の消費量が多く、バッテリーに優しくないのです。
そして渋滞ということもあって、あまり走行しないので車のバッテリー充電量も少なくなります。
このことで、放電量が充電量を上回るバランスに陥ってしまい、
結果バッテリーの寿命を縮めることになります。
夜の運転と渋滞の組み合わせは出来る限り避けた方がいいでしょう。
気温が高いとやはりエアコンをつけますが、エアコンは設定温度よりも実は
送風量が消費電力が高く、電装品の中で最も高いのです。 雨天時のワイパーも
電力の消費量が高いので、熱い時にエアコンをガンガンつけ、ワイパーも
使用すると、やはり電力供給のバランスが崩れ、バッテリー寿命が短くなります。
気をつけましょう。
ライトを付けっ放しにしてしまったり、長期間車を放置してしまうことで、
バッテリー上がりが起きてしまいます。 このバッテリー上がりから回復するのに
軽自動車のバッテリーに大きな負荷がかかり、結果としてバッテリーの寿命をかなり
短くしてしまいます。
日頃から注意して、バッテリー上がりを起こさないように気をつけましょう!
先述したとおり、バッテリー上がりは軽自動車のバッテリー寿命を短くしてしまうことが
わかりました。
ではもしも、あなたの軽自動車のバッテリーがあがってしまったら、
どうしたらよいのでしょうか?
いざという時に慌てないように、軽自動車のバッテリー上がりの際の
対処法をチェックしておきましょう!
バッテリー上がりを起こしてしまったら、他車のバッテリーとブースターケーブルをつないで、
エンジンを始動させることができます。万が一に備え、ブースターケーブルは車に積んで
おくようにしましょう。
バッテリー上がりをした軽自動車と同じ電圧の車を探します。
2台ともエンジンを切り、以下の順番でブースターケーブルをつなぎます。
①赤のケーブルを故障車の(+)端子に接続
②もう片方を救援車の(+)端子に接続
③黒のケーブルを救援車の(-)端子に接続
④もう片方を故障車のエンジンブロックに接続
救援車側のエンジンをかけ、アクセルを踏み、エンジン回転数を高めにします。
しばらくたってから故障した軽自動車のエンジンをかけます。
故障した側の軽自動車のエンジンがかかったら、接続したときの逆の手順で、
ブースターケーブルを外します。
しばらくアイドリング、または30分~1時間ほど走行しバッテリーの充電を行ってください。
以上が軽自動車のバッテリー上がりの対処法でした。
お疲れさまでした。
ここまで軽自動車のバッテリーの基礎知識をまとめてきましたが、
いかがでしたか?
参考になれば幸いです。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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