2016/11/30 更新
種類も素材も様々!バイク用ホイールについてはこれを読めばわかる!
一口にバイク用ホイールとは言っても,その素材や製造方法などから多種多様な商品が世に出ています。そんな多数あるバイクのホイールについて,この記事では素材や製造方法の違いからメンテナンス方法や塗装といったカスタム情報まで多数取り上げたいと思います。
素材から製法まで膨大な種類がある
バイク用ホイールには本当に膨大な量の種類が存在します。素材だけでも鉄・アルミニウム・カーボン・マグネシウムがあり,これに複数の製造方法が組み合わされて製造されます。今回は比較的高価だとされている素材に注目してみてみましょう。
サイズや見た目、機能などタイヤとホイールはセットで考えるのが普通ですが、タイヤにいろいろ種類があるようにホイールにも様々な種類があります。
多くの人がドレスアップを目的としてホイールを交換すると思いますが、ホイールはタイヤ同様に走行性能にも大きく関わってくるパーツなのです。
バイクホイールに使われる素材①スチール(鉄)
最も一般的な素材のスチール(鉄)
バイクホイールで最も基本として作られているのがこのスチールホイールです。要するに鉄ですね。一般的なバイクであれば新車を購入した際に装着されている純正ホイールは全てこのスチールホイールです。安いが重くて強度が弱いのが難点。
その名の通り「鉄」が素材のホイールです。
別名「鉄っちん」(漢字で書くと「鉄砧」)、「ど鉄」ホイールなどと呼ぶこともあります。
丈夫で安価なため、車両価格が安いベースグレード車や大衆車に装着されることが多いホイールです。
バイクホイールに使われる素材②アルミニウム
最も有名な素材のアルミニウム
車やバイクの社外ホイールと言えばアルミホイールを思い浮かべる人が多いはず。現在,市場に流通しているほとんどがアルミホイールだと思います。鉄よりも軽く強度があるため,加工もしすく長持ちし,見た目にも美しい素材です。
バイクホイールに使われる素材③マグネシウム
MotoGP(ロードレース世界選手権)でも使用される最高級素材
マグネシウムホイールは現在のバイク用ホイールでは最高グレードのものとされています。中でもマルケジーニ社製のものはMotoGPでも使用される最高グレードで,前後ホイール+関連部品のセットで¥820,800(税込)!驚愕です。
マグネシウム素材を採用するMotoGP(ロードレース世界選手権)直系の鍛造ホイール。
製法・機能などグランプリマシンに装着されるホイールとすべてが同じ。
このホイールはマルケジーニホイールの中で最高峰の位置にあり、ホイールにとって理想的な素材であるマグネシウムを選択していますが、妥協のない機能・品質そして耐久性と安全性を確立するために設計および製造工程においては多くのノウハウとテクノロジーが投入されています。そのため製品コストも特別なものとなりますが、このホイールが持つ性能は価格以上に特別なものです。
バイクホイールに使われる素材④カーボン
流通数は少ないが高性能であること間違いなし
カーボンホイールの最大の特徴は何と言ってもその軽さです。強度は外装パーツに利用されることからお分かり頂けると思いますが,重量においてはマグネシウムよりも更に軽量な素材となっています。気になるお値段は約50万円程度です。
BSTホイールは、足回りの40~60%の軽量化を図る事ができますが、それ以上に重要な事は、慣性重量の低減です。それはオートバイの動きを左右する重大な要因になります。それは、カーボンコンポジットの製造技術によって、究極的な強度と重量バランス(軽量化を計りながら、リム強度を失わない)によって得られたもので、決して「軽いけど、弱い(不安定)」モノではありません。ホイールが軽いということは、ただ単に車重が減ったというだけではない、パフォーマンスに大きな利点をもたらします。
バイク用ホイールに使われるインチは5種類
一部のレース規格では特殊なサイズが使われることもありますが,一般的なバイクホイールは6インチ,8インチ,10インチ,12インチ,17インチの5種類です。街乗り用バイクでは10~12インチが主流になっています。
頑固な錆になる前に対処すべし!
バイクホイールには走行中の飛び石やどこかに擦った時の傷などが原因で錆が発生することもしばしば。深刻な錆になる前に錆取り剤でケアしてあげることが大切です。
バイクホイールの錆落としにおすすめの商品
アルミレスキュー
バイクのアルミホイールに発生したアルミ特有の白錆を除去することに特化したこちらの商品。ブレーキダスト(鉄粉)交じりの錆汚れを放置してしまっている人におすすめの商品です。100ml ¥4,200(税込)
バイクホイールの洗浄はお手軽にできちゃいます
バイクホイールの洗浄方法は6つの工程で行います。①水で洗浄し②錆や汚れを落として③乾燥させ④チェーンに給油を行い⑤脱脂をして⑥コーティング作業を行えば完了です。チェーンへの給油のところからは専用スタンドがあった方が便利です。
ホイールの大きさによって値段は様々
バイクホイールの塗装には汚れや錆からホイールを守る油膜の問題から,プロに依頼することを強くおすすめします。ホイール径によって値段は様々ですが,一番安い原付サイズだと3万円程度から頼めるところもあるようです。
今回はバイクホイールの素材の違いから洗い方やおすすめの洗浄商品など,幅広い情報をまとめました。これを機にホイールの買い替えやクリーンアップをしてみてはいかがでしょうか♪