2016/11/13 更新
外側に付いているトラックのバッテリーの盗難を防ぎましょう
トラックを動かすのに、必要不可欠となるパーツ・バッテリー。近年、このトラックのバッテリーが、盗難被害に遭うことが多くなっています。そこで今回は、トラックのバッテリーの盗難手口やその対策、盗まれた後のバッテリーの行方についてまとめてみました。
4tトラックのバッテリー
バッテリーの側面をおさえている黒いバーのボルト2本緩めて、端子に接続されているバッテリーケーブルをスパナで緩めて外せばバッテリーを下せます。
トラックのバッテリーは自動車のバッテリーとは違い、外にむき出しになっていて、車体とボルトで固定されいるだけです。
バッテリーを固定しているネジをドライバーで外して、そのまま下ろせます。
バッテリーの盗難方法とは
2014年 7月
愛知県でトラックからのバッテリー盗難が急増という記事です。
上記のようにバッテリーの取り外しは数分で行えるほか、作業もしゃがんでボルトを外すだけなので、通行人に怪しまれる事無く、盗難されてしまうんです。
中には一晩で50個以上のバッテリーが盗まれたという被害情報もあります。
HITACHI Tuflong HG バッテリー
税込価格 ¥75,492
トラックのバッテリーは、1台1,5000円~50,000万円程度で販売されているので、被害総額が相当な金額になることが分かります。
夜間の駐車場の防犯カメラ
この駐車場のように防犯カメラと照明があれば、盗難の抑制になります。ですが大型トラックが駐車できる場所は限られてしまいます。
•目立たない野外駐車場
•人通りの少ない駐車場
•交通量の少ない駐車場
•土日などの人のいない会社
このように、トラックを野外の駐車場に停めて、防犯対策を行っていない場合は、バッテリーの盗難に遭う可能性があるので、何かしらの対策を行っておくのが良いでしょう。
盗難の対策は
トラックのバッテリーを盗まれないための対策としては以下の方法が挙げられます。
•駐車場の入り口にチェーンをかける
•駐車場に監視カメラを導入する
•駐車場の照明を増やす
•車両保険に加入する
•駐車時の間隔を狭くする
このように、普段から防犯を心がけて、駐車場に防犯対策を行なう事が、盗難防止に繋がります。
カメラや照明の導入
中でもカメラや照明の導入は、1万円から数万円程度費用がかかってしまいますが、盗難を行なう犯人は、犯行が目撃されやすい環境を嫌がるので、バッテリーの盗難を未然に防げます。
また、バッテリーを盗難を防ぐ事ができる防犯グッズも販売されているので、購入を検討してみてはいかがでしょうか?
トラックのバッテリー用盗難防止用ボルト・ナット
ユニファス iGuard 一般ナットキット
・防犯(盗難・いたずら防止)率を高めるねじ頭部3D形状。
・締め付けトルクは一般ねじより優れています。
・いずれの製品も匠の技を駆使した作り込み。
・会員制販売とし、専用ソケットの販売は会員様のみに提供。(専用ソケットの販売を原則1会員様1個のみとすることでソケットの散逸を抑え、防犯性を向上。)
・ナットもラインナップに追加することでより防犯性を向上。
・一般のボルト/ナット同様に専用ソケットで脱着可能。
ボルトとナットの価格は2,000円から5,000円程度
チェーンと南京錠
チェーンと南京錠は、トラックのバッテリーをチェーンで覆って、南京錠でチェーンを外さないようにする方法で使用します。
チェーンと南京錠は1万円から2万円程度で購入できます。
盗難対策の導入を考えている方は、購入してみても良いかも知れません。
なぜ盗難されるか
ここまではトラックのバッテリーの盗難手口や対策について説明しましたが、盗まれたバッテリーは一体どうなるのでしょうか?
実はトラックのバッテリーを盗難する目的は、バッテリー内にある鉛をスクラップ業者などに転売することであり、転売するとバッテリーによっては1,000円台から数万円まで値が付きます。
バッテリー盗難が増えている理由
•取り外すことが簡単
•バッテリー内の鉛をすぐに換金できる
•転売しても足がつきにくい
•金属としてバッテリーとして売却出来る
トラックのバッテリーが1度盗まれると、犯人は2度3度と盗みを働くケースもあるため、警察が把握している以上に被害件数があると言われています。
もしもトラックのバッテリーが盗まれてしまったら
トラックの場合、「車が動かない」という精神的ショックと「仕事が出来ない」という経済的ショックが大きいため、一度防犯対策について考えてみてはいかがでしょうか。