2016/04/19 更新
エンジントラブル!?イグニッションコイルも点検しましょう!
イグニッションコイル・・・?聞きなれないパーツですが、実はエンジンと密接に関わっていて、とても重要な働きをしています!点検を怠ると深刻な車のトラブルを引き起こすことも!!イグニッションコイルとイグニッションコイルの点検に関する情報を調べてみました!
イグニッションコイルがどんなパーツか、ご存じない方のほうが多いかと思います。
しかし、実は意外なところで活躍する「がんばり屋さん」なんです!
電気の性質を利用して、大きな電圧を作り出すイグニッションコイル。
では、イグニッションコイルで作られた電圧は何に使われているのでしょうか?
イグニッションコイル、実はエンジンを動かすのに重要な役割を担っている、とても重要なパーツなんです!
こちらは4サイクルエンジンの図解です。
イグニッションコイルは、この3番目の工程に関わってきます。
イグニッションコイルで電圧を上げた電力で作られた火花を使って、圧縮された燃料と空気の混合気に点火します。
つまり動力に関わる重要なパーツの一つなんです!
「燃料に点火する」って、意外と大きいエネルギーが必要なんですね!
エンジンを動かす重要なパーツのイグニッションコイル。
普段は目に付かないためなかなか点検まで思い至らないのですが、実はとても過酷な環境で使用しているため、結構劣化しています。
タイヤやチェーンみたいにすり減ったりしないからずっと使えると思うのは大きな間違い。コイルや半導体、電気コードにだって寿命があります。樹脂が劣化して微少な亀裂が発生し絶縁不良(漏電)になったり、ひどいのになると暗いところでエンジンをかけるとボウッと光って見える事もあるそうです。
イグニッションコイルの劣化が進むと、エンジンが掛かりにくくなったりアイドリングが不安定だったり・・・車の安定した走行を保てなくなります。
イグニッションコイルの劣化が深刻な場合はエンジンチェックランプが点灯してしまったり・・・
場合によっては、道路の真ん中で立ち往生なんてことも!
車が動かなくなってしまうこともあるんです!!
ですが、実際に劣化するのは内側のコイル。外側から見ても劣化しているかどうか判りません。
定期的な点検は必須ですが・・・
どうやって点検したら良いのでしょうか?
ご承知の通り、一口に自動車と言っても、四輪や二輪、ガソリンエンジンだったりディーゼルエンジンだったり・・・エンジンのタイプや出力も様々!
なので、イグニッションコイルの形状も様々です!
形は様々でも、電圧を上げる仕組みは同じ!
なので、点検する項目は同じになります。
以上の項目を、専用の点検ツールを使って数値を測定することで点検が出来ます。
製品によってイグニッションコイルの形など違いますので、端子の位置や詳しい数値など、点検の仕方はサービスマニュアルを確認してください。
イグニッションコイルを接続して、スパークを飛ばして点検するテスターもあります。
イグニッションコイルを接続せず、端子をかざして点検できる「イグニッションアナライザー」という便利な点検ツールもあります!
イグニッションコイルを点検するための点検ツールはカー用品店や通販サイトでも購入することが出来ますが、イグニッションコイルの点検は整備工場などでもお願いできます!
自分で点検するのは難しいな、と感じたらプロに点検をお任せしましょう!
イグニッションコイルは電気を通して使用するパーツです!
不要な怪我などを避けるためにも、作業手順や注意事項をきちんと守って点検を行いましょう!
・点検・交換は必ずエンジンを止めてから行ってください。
・プラグホール周りにオイル等の付着・漏れがないか確認をお願いします。オイル付着・漏れにより故障の要因になります。
・各自動車メーカーのサービスマニュアルに従い、点検・交換を行ってください。
・コネクタ接続は慎重にお願いします。コネクタ部分を破損させてしまうと導通不良等の要因になります。
安全に気を付けて運転するだけではなく、イグニッションコイルやその他のパーツを定期的に点検するのも安全快適なドライブには必須です!
「車が動く仕組み」を知って、愛車と永く付き合っていきましょう!