普通のスペアキーとはワケが違う！イモビライザー合鍵まとめ

イモビライザーの合鍵について説明する前に、まずはイモビライザーとは何なのか、解説しましょう。

一般的な自動車の合鍵を作るときは、自分が乗っている車の鍵と同じ形のものを選んで業者に加工して作ってもらいます。しかしイモビライザーの合鍵は、もうワンステップが必要です。

イモビライザーとは鍵と一体となったトランスポンダー（電子部品のようなICチップです）のIDと、エンジンのコンピューターに組み込まれた受信機のIDが認識して、はじめてエンジンが始動できる仕組みになっています。これまでの普通の自動車には機械的な合鍵だけでエンジンを始動できますが、イモビライザーの場合は鍵とトランスポンダーのIDが一致してはじめてエンジンが始動するのです。

EUでは１９９５年からイモビライザーの装着義務化がはじまり、現在ではほとんどの車に搭載されています。もちろん日本からヨーロッパに輸出される日本車には、すべてイモビライザーが装着されています。おかげで盗難車は年々減少傾向にあるということです。しかし日本では２０００年ごろ装着ははじまりましたが、いまだ法整備が進んでおらず普及が進んでいません。

それではイモビライザーの合鍵はどのようにして作るのでしょうか？

イモビライザーの合鍵を作るにはディーラーに依頼するのが簡単です。仕上がるのに３日くらいはかかりますので、万が一紛失することを考えたら、車を購入した時点で、スペアキーを作成しておくと安心です。個人情報に関しても一番安心です。

イモビライザーの合鍵を作れる業者は少ないですが、少なからず合鍵を作ることができます。

合鍵専門業者であれば、イモビライザーの合鍵でも即日作成することができます。また近くになくても、発送すれば作ってくれる業者もいます。ただ心配なのはセキュリティー。自分の車検証などのデータも業者に渡すことになりますので、悪質な業者がイモビライザーの合鍵を使って悪用することも考えられます。それだけに業者選びは信頼の置ける会社を探しましょう。

あらかじめ合鍵を作っておけば問題ありませんが、もし鍵を紛失してしまっては大変です。その場合、どう対処すればよいでしょうか？

やはりこの場合でも、ディーラーか合鍵業者に依頼することになります。信頼のあるディーラーなら３日、セキュリティー面は不安ですが早さなら合鍵専門業者です。

イモビライザーの合鍵作成ですが、気になる料金相場はいくらくらいでしょうか？

イモビライザーの合鍵はディーラーが一番安いですが、鍵が手に入るまで３日間は必要ですし、その間のレンタカー代などを考えると、逆に費用が高くなる場合があります。また遠くの場所で紛失した場合はレッカーでの移動費用もかかります。

合鍵専門業者なら現地へ直接派遣して、その場で作成ということも不可能ではありません。出張費用などもかかりますが、こちらも早さで選ぶなら合鍵専門業者です。

費用は車種や合鍵を作成するときの状況によって異なりますのでケースバイケースですが、合鍵専門業者で作成するのは１万円くらいからです。

いかがでしたか？

以上イモビライザーの合鍵についてまとめてみました。

総合するとスペアキーを作成するだけならディーラーに依頼して、
紛失やキーロックした場合は合鍵専門業者に依頼するのが良さそうですね。

セキュリティー性能が高いイモビライザーですが、
万全を期すなら、スペアキーのことも考えて事前に用意しておきましょう。

それでは最後までご覧いただきましてありがとうございました。