2016/03/30 更新
何故エンジンオイルを車によって変えるのか!オイルの規格を紹介!
車種によってエンジンオイルを変えるって聞いたことはあるけど、いまいち何でなのか分からない。各車種のエンジンオイルの違いがわからない。エンジンオイルに何故あんなに種類、規格があるのか?ここではエンジンオイルの規格から、その疑問に答えていきます!
エンジンオイルの規格
これは「SAE粘度指数」と呼ばれている、エンジンオイルの粘度を表す規格です。
「W」は「Winter(冬)」の略で、その左の数字が小さいほど低音での始動性が良い規格のエンジンオイルということで、右側の数字が大きいほど、高温時の仕様に耐えることのできる規格のエンジンオイルという意味になります。
エンジンオイルの規格
エンジンオイルの規格
確かに夏と冬でエンジンオイルの規格を変える必要がある場合もあります。
車種や中身のエンジン、普段使っているエンジンオイルの規格によっては、冬になるとエンジンの始動性が悪くなってしまうなんてことや、夏になるとエンジンの温度が上がりすぎてしまう、なんてことが起こり得ます。そのような場合には規格を変更しなければならないですね。
エンジンオイルの規格
エンジンオイルの規格
一枚目の画像はハイブリッドカーの歴史に大きく貢献したトヨタ「プリウス」の新型車種。二枚目の画像はその名前から、一世を風靡した名車を彷彿とさせてくれる、同じくトヨタのスポーツカー、「86」です。
どちらも名車といえる一台ですが、今回注目するのはそれぞれに適したエンジンオイルの規格です。
エンジンオイルの規格
まずプリウスのエンジンオイルとして、一番推奨されている規格は「0W-20W」です。
そして86のエンジンオイル、これはプリウスよりも、街乗りからスポーツ走行までと、使い方が多様なこともあって結構各所で議論があったりするのですが、大体「5W-30」や「10W-40」などの規格のエンジンオイルを入れているという方が目立ちます。
エンジンオイルの規格
車というのは名前を上げてしまえばキリがないくらいに、色々な時代に色々な会社からいろいろな車が製造されています。さらに先にも書いたとおり、同じ車でも人によって車の使い方が違いますし、季節や地域によって気候も違います。なのでこの車にはこれだ!なんて責任の無いことは言えないのですが、ある程度の枠に車を分類し、それぞれに合うとされるエンジンオイルの規格をご紹介します!
ハイブリッドカーやコンパクトカーの場合
エンジンオイルの規格
今のご時世、おそらくこのジャンルの車は一番人気なのではないでしょうか?
ハイブリッドカーは燃費を重要視する車種ですし、スポーツ走行をすることを目的に作られた車ではないので、0W-20のような、粘度の低い、やわらかめのエンジンオイルを使えば、その長所を生かすことが出来ます。
ミニバン
エンジンオイルの規格
「ミニバン」って全然「ミニ」じゃないですよね。これは「バン」の基準点がアメリカの「バン」なので日本人の感覚に合わないっていうことが原因です。
そんなミニバンですが、ハイブリッドカーと同じく0W-20でも良いですし、5W-50くらいの規格でも良いと思われます。なぜかと言われるとやはり使い方、乗り方の違いですね。また車種もかなりの種類があるからっていうのも理由の一つです。自分と自分の車に合わせた規格を選びましょう。
スポーツカー
エンジンオイルの規格
スポーツカーって良いですよね。男性なら誰しも一度はあこがれる種類の車なのではないでしょうか?
そんなスポーツカー、やはり用途としてスポーツ走行はもちろん、一般的なゆったりとした街乗りまで使い方が人によって違いますし、車種によってエンジンが全然違います。そのため5W-40~20W-50くらいのどこかをおすすめします。かなり広いのですがこれもあなたのドライビングスタイルと車のエンジンにあわせてあげてください!
軽自動車
エンジンオイル 規格
維持費の安さや、その小さなフォルムに魅力のある軽自動車。
同じようなことを何度も書くようで申し訳ないのですが、軽自動車も0W-20~5W-30くらいの規格から、自分に合ったものを選んで下さい。一般的な軽自動車と使い方なら0W-20で良いと思います。
エンジンの生命に深く関わるエンジンオイル。
今までがさつにやっていた方は、是非少し考えなおしてみてください!
きっと快適な運転が末永く出来るでしょう!