2016/03/17 更新
エンジンオイル、粘度とか色々だけど何が違ってどれを選べばいいの?
車のエンジンの中に入っているエンジンオイル、でも一口にエンジンオイルって言っても粘度やら何やら沢山ありますよね?どのエンジンオイルを入れても同じだと思っていませんか?実は粘度などこだわるとちゃんとした選び方があるんです。
まずは粘度の話の前にそもそもエンジンオイルがなんなのかお話しして行きましょう。
エンジンオイル 粘度
エンジンオイルとは人間でいう心臓が車のエンジンだとするとエンジンオイルは血液にあたると思ってください。
エンジンにはオイルパンというエンジンオイルがたまっているところがあり、そこからポンプによりエンジンの各部に送られています。
なのでエンジンとエンジンオイルは切っても切れない関係なのですね。
人間の心臓と血液の関係と違う部分は、人間の血液はサラサラなのに越したことはないですよね?でもエンジンオイルは違います。
どのエンジンにも粘度の低いサラサラのものを入れればいいというものではありません。
エンジンの状態によって適正な粘度のエンジンオイルがあるのです。
エンジンオイル 粘度
エンジンオイルがエンジンにとってとても大事なものだということはわかりましたね。ではエンジンオイルの役割とは何なんでしょうか?
エンジンオイルの役割は大きく分けて潤滑、密閉、冷却、洗浄、防腐の5つがあります。
エンジンオイル 粘度 潤滑
エンジンオイル 粘度 潤滑
エンジン内部はシリンダーの中をピストンが毎分約1000回転からレーシングカーになると10000回転するものもあります。
そうするとピストンの側面は激しくこすれることになります。エンジンオイルがないと、うまくシリンダを滑ることができません。
その為滑りを良くするためにエンジンオイルを入れて抵抗を減らしています。
エンジンオイル 粘度 密閉
シリンダーとピストンの間は少なからず隙間があります。
ガソリンが燃焼された得た力を吹き抜けさせ無いようにエンジンオイルで密閉されています。
エンジンオイル 粘度 冷却
エンジンはすごい高温になります。エンジンオイルはエンジンの熱を吸収してエンジンの発熱を防ぐ効果があります。
エンジンオイル 粘度 洗浄
エンジンオイル 粘度 洗浄
エンジンオイルにはエンジンを洗浄する作用があります。やはりガソリンが燃焼しているために汚れや金属のカスなどが出るのでエンジンオイルがそれを洗浄してくれます。
その為エンジンオイルを交換する際使用してたエンジンオイルを見ると真っ黒になっています。
エンジンオイル 粘度 防腐
エンジンオイル 粘度 防腐
エンジンは金属ですのでやはりさびることはあります、エンジンオイルを使用することで油膜がエンジンを錆から守ってくれます。
エンジンオイルを購入すると必ず5W-30というように表記がありますがこの意味は何なんでしょうか?
エンジンオイル 粘度 表記
例えば「5W-30」と表記されていたらどういう意味?
エンジンオイル 粘度 表記
最初に5Wと書かれていますがこれは温度が低い状態で粘度がどれだけあるかという意味です。
なのでこの数字が小さければ小さいほど低い温度でも粘度を持つことのできるエンジンオイルということになります。
次に30という数字ですがこの文字は先ほどと逆に高温時になった時どれほど粘度を保っているかを表記しています。
なのでこれは数字が大きいほどより高温時に粘度を保つことができるエンジンオイルということになります。
表記に関してはエンジンオイルの粘度を示しているようですね。粘度はたくさん種類がありますが適当に選べばいい物ではなくちゃんとエンジンに適した粘度のものがあるんですよ。
粘度の表記はわかりましたがエンジンオイルはどのくらいで交換してどの粘度のものを選べばいいのでしょうか?
エンジンオイル 粘度 交換時期
エンジンオイルは永久的に効果が持続するものではありません、交換時期は必ず来ます。
交換しなければエンジンオイルも意味がなくなります。
使い方にもやりますが大体エンジンオイルの交換時期は3000キロから5000キロの間、もしくは半年に一度が一般的です。
ですがサーキットなどでスポーツ走行などをする方はエンジンへの負荷も増えるのでもう少しサイクルを速めてもよいでしょう。
粘度の選び方は走行距離が増えるとピストンとシリンダーの隙間も増える為、純正の状態で入っていた粘度を確認して距離に応じて粘度を徐々に高くしていくと良いでしょう。
エンジンオイル 粘度
いかがでしたでしょうか、今回はエンジンオイルについてお話ししてきました。
交換時期はディーラーに預けている方なら6か月点検があるのでそのついでにオイル交換してもらってもいいかもしれませんね。
エンジンオイルについてはいろんな種類があるので一度店頭に足を運んで聞いてみてはいかがでしょうか?