2016/03/15 更新
困った!急なバッテリー上がり。もしもの時に、知っておきたい対処法
キーを回しても反応が無い、メーター周りのランプも点かない。バッテリー上がりは急にやって来ます。突然の事に頭が真っ白になってしまいがちですが、慌てず適切な対処をすれば、ロスなく行動できるものです。そこで今回は、急なバッテリー上がりの対処法を見ていきましょう。
エンジンがかからない・・・バッテリー上がりかもしれません
セルは回るけどキュルキュル言うだけ、もしくは、キーを差し込んでもウンともスンとも言わない・・バッテリー上がりは突然やって来ます。
朝の忙しい時も困りますし、出先で天気が悪かったり、寒かったり、夜遅くだったりしたら、心細くもなります。
そんな急なバッテリー上がりにも、対処方法を知っていれば、慌てずにしっかりと対処できます。
それでは、ドライバーとして想定される、最悪のバッテリー上がりに対して、しっかりと対処方法を確認していきましょう。
バッテリー上がりの対処の仕方を覚えておきましょう。
バッテリー上がりの原因は、色々考えられます。
● ヘッドライトやスモールライトを点けっぱなしにしていた
● ルームライトを点けっぱなしにしていた
● エンジンをかけずにカーオーディオやナビを使用した
● エアコンの使いすぎ
● 半ドアにしていた
● あまり運転していない車
● バッテリー自体が古い
など、その原因は様々です。
日頃から、バッテリー上がりを起こさないように気をつけましょう。
半ドアはバッテリー上がりの原因になります
まず、バッテリー上がりの際の基本的な対処法に、ブースターケーブルを接続してエンジンを始動する方法があります。教習所で習ったという方も多いでしょう。
バッテリー上がりを起こしたトラブル車のバッテリーと、救護車のバッテリーをケーブルで繋いで、救護車からトラブル車に電力を供給します。
ブースターケーブルで危機に対処しましょう
使い方は
① トラブル車のバッテリーの+端子に赤いブースターケーブルを繋ぐ
② 救護車の+端子に①のケーブルの一方を繋ぐ
③ 救護車の-端子にもう1本の黒いブースターケーブルを繋ぐ
④ トラブル車のエンジンブロックに③のケーブルの一方を繋ぐ
⑤ 救護車のエンジンを掛ける
⑥ トラブル車のエンジン始動を試みる
たいてこれでエンジン始動できるはずです。
この方法は知っていればとても簡単ですし、ブースターケーブルも通常車のトランクに常備してあるので、誰でもできるやり方です。
しかし、救護車が必要になるため、周りに車がいない場合は無理ですし、知らない人に声を掛けるのも勇気がいるものです。
しかしこのやり方はバッテリー上がりの対処の基本ですので、是非覚えておいて下さい。
もしもの時は・・・JAFが教えるバッテリーのつなぎ方
運転時の様々なトラブルで頼りになるのがJAFです。
電話一本で救援に駆けつけて来てくれます。
JAFの扱う案件で最も多いのがバッテリー上がりだそうです。
ロードサービスのプロですから、作業もあっという間に終わりますし安心です。
ただ、JAF会員の場合は料金は無料ですが、会員でないと有料になります。
だいたい15000円位になるようです。
JAFを呼んで対処してもらうのもいいでしょう。
契約している任意の自動車保険にロードサービスがついている場合、保険会社に連絡すれば救援スタッフが来てくれます。もちろん契約内容によりますが、保険の等級も下がらず、無料で対処してもらえるケースも多いです。
出先でJAFや保険会社のロードサービスを呼ぶ時、現在地を正確に伝えるのに困ることもありますが、近くにある自販機に住所が書いてあることがありますので、もしもの時は参考にしてみて下さい。
保険会社も対処してくれますが、契約内容を確認して下さい。
1人でバッテリー上がりに対処するなら、ジャンプスターターを使うと便利です。
ジャンプスターターは、救護車のバッテリーを借りずにトラブル車のエンジンの始動をさせる事ができます。
あらかじめ所有しておくことが必要です。そこそこ大きな物から、スマホ等の充電にも使えるモバイルタイプまで色々あります。
一つ所有しておけば、車のバッテリー上がりだけではなく、スマホやタブレットの充電にも対処できるので、便利です。
コンパクトなマルチチャージャーでも、バッテリー上がりに対処できます。
無事バッテリー上がりに対処できたとしても、すぐにまた上がってしまう危険があります。
しばらくアイドリングさせるか、運転してバッテリーを充電させることが必要です。
ディーラーやスタンド等でも充電をしもらえますが、時間も費用も結構かかります。
運転走行することで、バッテリーの充電ができます。
また、一度上がってしまったバッテリーは、充電してもまた、バッテリー上がりを起こしてしまう可能性が高いです。
しっかり充電すれば当面は大丈夫かもしれませんが、近々バッテリーの買換えが必要になるかもしれない、という事は覚悟しておいたほうがいいでしょう。
バッテリー上がりが起きた時の対処方法を知っておくことは大事ですが、それ以上にバッテリー上がりを起こさせないための対処法を知っておくことが大切です。
対処法 その①
バッテリー上がりを起こさせないための最も基本的な対処法は、走行する時間を長くすることです。
バッテリーは走行している事で充電します。ですから滅多に運転しない車や、近場しか乗らない車はバッテリー上がりを起こしやすくなります。
いつもは近所しか乗らない車でも、時には少し遠くへドライブする事をおススメします。
対処法 その②
できるだけ電力の消費を抑えることが大事です。
エアコンやオーディオ、ナビ等の電力装置は、結構バッテリーを食ってます。
また渋滞時のブレーキランプ等も意外に効いてきますし、夜間しか運転しない場合は、常にライトを点けているので、走行していてもあまり充電されません。
渋滞時はフットブレーキよりサイドを使ったり、エアコンやオーディオも含めて、日頃から、電力装置のオンとオフを意識しながら運転する習慣を身につけると良いでしょう。
いかがでしたか?
今回は、バッテリー上がりの対処の仕方について見てきました。
日頃から、バッテリーに負担を掛けないように心がけることも大切ですし、いざという時のために、ブースターケーブルやジャンプアップスターターを常備して、慌てずに対処できるようにしたいですね。