2015/12/25
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2016/03/09 更新
小まめに洗車したり、どんなに大切に乗っていてもどうしても付いてしまう傷や汚れ・・・洗車だけでは落とせない汚れもありますよね。愛車に付いてしまった洗車キズなどの小さな傷や汚れを消してくれるコンパウンド!コンパウンドを上手に使う方法を調べてみました!
当然のことながら、車は屋外で使用するものです。雨や潮風、鉄粉、花粉・・・と車は塗装を痛める原因に常にさらされています。
その汚れを落とすはずの洗車でさえ、塗装を痛める原因になることも・・・
洗車やコーティングだけでは取り戻せない、新車のような輝きを甦らせる方法があるんです!
カーケア用品に「コンパウンド」という名前を見たことはありませんか?
「コンパウンド」とは「研磨剤」の事です。車の塗装面を削り取ることで車の汚れを落とします。
車種によって多少の差はありますが、自動車の塗装は、それぞれ役割の違うものを何層にも塗り重ねてあります。
塗装の一番外側の層、車体の保護や光沢を出すことを目的とした「クリア層」に小さく付いた洗車キズのような傷や固着した汚れは、コンパウンドで目立たなくすることが出来ます。
この程度の傷は実際に触ってみても感触はほとんどありませんが、車体がくすんで見える原因になっています。
この「クリア層」を薄く削り落とすことで、車に付いてしまった洗車キズのような小さな傷や汚れを目立たなくすることが出来ます!
洗車キズなど、水を付けると目立たなくなる傷はコンパウンドで目立たなくすることが出来ます!
正しい方法で塗装面を磨くと、洗車キズなども消え、景色が綺麗に映り込む「鏡面仕上げ」が実現できますよ!
汚れたままの車体にコンパウンドを使用すると、かえって傷を作ってしまう原因になります!
研磨を行う前に、洗車などしっかり下準備をしましょう!
まずは全体を手洗いで洗車して、洗車で洗い落とせる汚れはきちんと落としてしまいましょう。
洗車にも車を傷から守るためのルールや手順があります!
炎天下など車が熱を持ちやすい環境での洗車は避けて、タイヤから洗車を始めましょう。洗浄液を原液のままボディーに付けて洗車するのもNGです!
水あかなど、カーシャンプーでの洗車だけでは落とせない汚れは、専用クリーナーで落としましょう!
車の汚れの原因の中には、塗装のクリア層にめり込んでいる鉄粉などもあります。
こういった汚れは洗車だけでは取り除けません!
めり込んだ鉄粉などもしっかり取り除きましょう!
鉄粉除去剤もありますが、粘土クリーナーの方が確実に取り除けます!洗車と同じように水を流しながら粘土クリーナーで表面をなでて、鉄粉などを取り除きます。
洗車が終わったら、水分をしっかり拭き取りましょう!
水分が残っていると、コンパウンドの粒子が滑って研磨力が十分に発揮されません!洗車の際、隙間に入り込んでいる水気もクロスなどで吸い取ってください。
水取りワイパーを使うと拭き取りの時間を短縮できます。
コンパウンドは隙間などに入り込むと白く残ってしまいます!車体全体など広範囲に研磨をかける場合は、樹脂やゴムなどの研磨に耐えられない部分、ドアの隙間などにはマスキングテープを貼ってパーツを保護しましょう。
洗車など下準備が済んだら、いよいよコンパウンドを使用して磨き上げます。
しかし、一口に「コンパウンド」と言っても磨き粉の粗さや形状など様々!車種や塗装の状態によって使い分けが必要で、プロでもコンパウンド選びには迷うものです・・・
コンパウンドは粒子の大きさによって超微粒子コンパウンドから荒目のコンパウンドまでありますが、ご家庭での作業で使う分には細目、極細目、超微粒子のコンパウンドで十分な効果を得られます。
ガラス面にはガラス専用のコンパウンドを使います!
製品によっては溶剤が含まれている物もあります。コンパウンドは直接車体には付けず、使用するスポンジやクロスに少量ずつ取って塗り広げます。
コンパウンドで磨くコツは、研磨剤の粒子がきちんと崩れてしまうまで塗り込むように磨いていくことです。
軽く押しつける感じに力を加えて、縦・横と直線的に磨いていきます。
少し磨くと「キュッキュッ」という音が聞こえてきます。研磨が正しく進めば、「キュッキュッ」という音が消え、抵抗も無くなります。それまでは、霧吹きで軽く湿らせたりコンパウンドを少し足したりして磨いていきましょう。
磨き終わったら、その都度きれいなクロスでコンパウンドを拭き取ってください。
使うコンパウンドの性能を100%引き出そうとするならば、コンパウンドの粒子が潰れ切るまで研磨しなければ必ず中途半端な仕上げとなる。
コンパウンドの初期性能は切削力。
そして、粒子が潰れて来ると光沢が上がり始める。
その後、コンパウンドが乾燥して粉体となるまでポリッシヤーを回さなければ光沢が上がらず、本当の研磨作業とはならない。
切削力が無くなってからがコンパウンドの真価が出るのです。
コンパウンドの性質上、一度に広範囲の研磨は好ましくありません。
手磨きの場合は20~30cmを目安に区切って研磨をかけていきましょう。
番目の違うコンパウンドを一つのスポンジやクロスで使うことも好ましくありません。
コンパウンドごとに別のスポンジやクロスを用意しましょう!
車体全体を磨き上げる場合はポリッシャーも便利です。
ですが、作業には注意が必要で、初めてコンパウンドを使ってみる方はあまりお薦め出来ません。かえって大きな傷をつけてしまったり、クリアー層より下の塗装を剥がしてしまうなど、結果的に修理をお願いしなくてはならなくなった・・・なんて憂き目に遭うことも!
ポリッシャーでの研磨は大体50cm四方を目安に区切って作業を進めます。
ムラなく均一に圧力をかけること、一か所を集中して磨かないことなどに気を付けて作業を進めましょう!
ポリッシャーを掛ける前に、目立たない部分で手作業でテスト研磨をしてどの程度研磨をかけるかを決めることもお忘れなく!
極少量とはいえ塗装面を削り落としているので、コンパウンドで研磨した後には、コーティング剤やワックスを使って塗装面をしっかり保護しましょう!
コーティングを施す前に、もう一度洗車をしてコンパウンドを洗い流してください。脱脂洗剤などで洗車するとムラなくコーティングを施すことが出来ます。
洗車のあとにもうひと手間かけることで愛車はいつまでも新品のように輝き続けてくれます!
綺麗に輝く自慢の愛車でドライブに出かけてみませんか!?
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