2016/01/10 更新
気になる!エンジンオイルって何ですか?交換時期とかあるの?
車を購入すると、何かと維持費がかかります。その中でも消耗品としてエンジンオイルがあるのです。そのエンジンオイルの交換時期についてまとめてみました。エンジンオイルの種類や交換工賃まで、交換時期以外にも調べましたので興味ある方は読んでください!
エンジンオイル
ここでは、車のエンジンオイルについて調べていきます。
エンジンオイル(engine oil)とは、エンジンに使用するための油であり、様々な機能の為に使用されるが、主となる潤滑作用を元に潤滑油とも呼び、モーターオイル(motor oil)と呼ぶこともある。
実際にエンジンオイルにどんな役割があるのか意外と知りませんよね。
エンジンオイルは、エンジンがかかっている時に常にエンジン内を循環しているんです。なのでエンジンオイルが無いとエンジンが壊れてしまうのです。
影の主役となるエンジンオイルの役割を簡単に説明します。
1 潤滑作用
潤滑作用
エンジン内部のたくさんの金属の部品を滑らかに動かしています。
もしエンジンオイルが無いと、金属と金属が擦れ合いエンジンが壊れてしまうのです。
2 密封作用
3 冷却作用
4 洗浄作用
洗浄作用
エンジン内部に付着する汚れや金属のカスを洗い落とし、エンジン内部をクリーンに保ちます。だからエンジンオイルは使用すると、汚れて黒くなるんです。
5 防錆作用
防錆作用
金属の表面に膜を作り、水分等が直接触れないようにして、エンジン内部にサビが発生するのを防いでいます。
このようにして、見えない所でエンジンオイルは重要な役割を担っています。
それでは、エンジンオイルにはいくつくらい種類があるのか調べてみました。
エンジンオイル
自動車のエンジンオイルは大きく分けると、4ストロークエンジン用の「ガソリンエンジンオイル」と「ディーゼルエンジンオイル」の2つになります。
ガソリンエンジンオイルとディーゼルエンジンオイルの基本性能はほぼ同じです。違う所はディーゼルエンジンオイルには酸を中和させるためのアルカリ分が添加剤として多く入っているところです。
なので、ディーゼルエンジンオイルをガソリン車に使用しても問題はないですが、逆にガソリンエンジンオイルをディーゼル車に使用することはオススメ出来ません。
自分の車に合ったエンジンオイルを聞いてお願いすることをオススメします。
エンジンオイルの缶に書いてある英数字
エンジンオイルの数字の見方
左の数字〇W
画像の5にあたる数字は、低温時のオイルの粘度(硬さ・やわらかさ)を表しています。WはWinterを表していて、この数字が低いほど低温時の流動性が高い(柔らかい)ので、エンジン始動性が良く、燃費向上に貢献します。
右の数字
右に書いてある30の数字は、熱に対する強さを表します。数字が大きくなるほど耐熱性が高くなるので、高回転エンジンやターボエンジン等の高負荷時に、十分な油膜を確保することが出来るのです。
車種別 推奨オイル
続いては、車種別に推奨しているオイルを紹介します。実際の使用環境や車種・年式によって異なりますので参考程度に。
ハイブリッドカー・コンパクトカー
推奨オイル:0W-20
0W-20は最近のコンパクトカーやハイブリッドカーに推奨しているさらさらのオイルです。粘度がやわらかいので、エンジンの吹き上げが軽くなり燃費に有利です。
ミニバン
推奨オイル:0W20~5W-50
ミニバンは車重があり、搭載人数も多く、高速道路などを走ることが多いので、使用環境に合わせた適切なオイル選びが肝心です。燃費重視の0W-20から潤滑性能重視の5W-50等もオススメです。
スポーツカー
推奨オイル:5W-40~15W-50
スポーツカーのエンジンは高温・高回転のため、熱に対する強さが必要です。排気量や使用環境にもよりますが、右側の数字が大きいものを選びましょう。
軽自動車
推奨オイル:0W-20~5W-30
燃費重視の場合は0W-20や5W-20を、負荷のかかる使用が多い場合は5W-30等がオススメです。
輸入車
推奨オイル:5W-40~10W-40
粘度選びも重要ですが、全合成油などの質の高いオイルを使用している車種もあります。また、オイルを消費するモデルも中にはあるので、オイル量チェックは定期的に行うと良いでしょう。
それでは本題の、エンジンオイルの交換時期について見ていきましょう。交換時期を知ることで、愛車を長持ちさせることにつながるはずです。
エンジンオイル 交換時期
エンジンオイルの交換時期は、車の種類や使い方によって変わってきますが、おおよその交換時期の目安があるようです。
ガソリン車のエンジンオイル交換時期
ガソリン車の交換時期は、15,000kmまたは1年です。
悪路走行や走行距離が多い、山道などの上り下りの多いシビアコンディションでの交換時期は、7,500kmまたは6ヵ月です。
軽自動車(ガソリン車)のエンジンオイル交換時期
軽自動車(ガソリン車)の交換時期は、15,000kmまたは1年です。
シビアコンディションでの交換時期は、7,500kmまたは6ヵ月です。
ガソリンターボ車のエンジンオイル交換時期
ガソリンターボ車の交換時期は、5,000kmまたは6ヵ月です。
シビアコンディションでの交換時期は、2,500kmまたは3ヵ月です。
軽自動車(ターボ車)のエンジンオイル交換時期
軽自動車(ターボ車)の交換時期は、5,000kmまたは6ヵ月です。
シビアコンディションでの交換時期は、2,500kmまたは3ヵ月です。
ディーゼル/ディーゼルターボ車のエンジンオイル交換時期
ディーゼル/ディーゼルターボ車の交換時期は、10,000kmまたは1年です。
シビアコンディションでの交換時期は、6,000kmまたは6ヵ月です。
おおまかに分けて、上記のようになります。もし、交換時期までの距離を走っていなくても時が経っていたら交換することをオススメします。
そして、合わせて交換してもらいたいのは、エンジンオイルの不純物を取り除く役目のあるオイルフィルターです。
オイルフィルターの交換時期は、大体エンジンオイル交換2回に1回を推奨しています。
エンジンオイルの交換工賃
交換時期は分かったけど交換工賃はいくらくらいかかるの?
ということで、交換工賃についても調べてみました。
エンジンオイルの交換工賃
エンジンオイルの交換は、ディーラーやカーショップそしてガソリンスタンドなどで交換してもらえます。交換工賃については、約500円~2,000円くらいです。オイルフィルターを交換する場合は、これにプラスで約500円~1,000円工賃がかかる場合があります。
いかがでしたか?
今回は、エンジンオイルの概要から交換時期、そして交換工賃までまとめてみました。
車のエンジンに大きな役割を果たしているエンジンオイルの交換時期を知り、交換することで車の持ちも長くなると思います。
これを機に、愛車のエンジンオイル交換時期が来たら、交換に出向いてみてはいかがですか?